胃カメラ（上部消化管内視鏡）

胃カメラは、極細径カメラ（径5.8mm）を挿入し、食道、胃、十二指腸を観察する検査です。
食物が胃の中にあっては検査ができませんので、下記事項を厳守して下さい。

食事について

午前の検査	朝より絶食してください。水、お茶は飲んでいただいて構いませんが制限時刻は別途ご案内いたします。 朝の内服薬は飲まないでください。
午後の検査	食事は、当日朝8時までに軽食を済ませてください。 米飯は、長時間胃の中に残存するため、お粥（茶碗に軽く1杯）又は、食パン（バター可）6枚切を半分～1枚弱ぐらいにして下さい。 プリン・ゼリー・プレーンヨーグルト等も一緒に食べていただいても結構です。 野菜・果物・海藻類は避けてください。 飲水は、朝10時まで可（朝10時以降は飲まないでください） お茶・お水・スポーツドリンクのみ可　牛乳・ジュース・コーヒー・紅茶等は不可 また、心臓や血圧の薬は、朝食後、昼食後とも服用指示に従ってお飲みください。

検査の実際

前処置	まず、胃の泡を消す薬を飲みます。次に、鼻から検査の場合は、鼻腔の出血を抑えるために、鼻腔に止血剤（スプレー）を散布します。その後、口から麻酔の薬（ゼリー）を注入しますので、のどの奥でためていただいた後、飲み込んでください。
検査の方法	検査室に移動後、点滴より鎮静剤を注入します。食道・胃・十二指腸を観察したあと終了します。 検査は約20分から30分ですが、場合によりもう少しかかる事もあります。検査後、1時間程度ベットにて休んでいただきます。

鎮痛剤・鎮静剤を使用した場合

• 鎮痛剤、鎮静剤を使用すると、うとうとし軽く麻酔がかかったような状態となります。
• 検査後にも、ふらつきがあるため、検査後1時間程度外来で休んでいただきます。
• 帰宅時は患者様自身での車やバイク、自転車等の運転はしないようにして下さい（バス等を利用していただくか、お迎えに来てもらってください）。
• 検査後に患者様ご自身が運転される場合は鎮痛剤、鎮静剤は使用できません。

合併症

• 鼻腔からの検査時に鼻出血を起こすことがあります。
• 粘膜の一部を採取した場合、まれに血がとまりにくい事もあります。
• 極めてまれですが、検査後にふらふらしたり、黒い便がでた時は、大量に出血している可能性があります。当院まで至急ご連絡ください。

検査後

約1時間（鼻腔、のどの麻酔が切れるまで）は、絶飲食です。タバコもお控えください。

内視鏡機器の洗浄、消毒について

当院では、ヘリコバクターピロリ菌やウイルス等の感染症（B型肝炎、C型肝炎、梅毒）の感染を防止するため、最新の内視鏡消毒装置を導入しております。

その他

• 治療中の病気（脳梗塞、心臓疾患、糖尿病など）のある方は、特に検査に注意が必要となりますのでお申し出てください。
• ご不明な点は、主治医やスタッフに、ご遠慮なくお尋ねください。
• 検査予約日の変更・キャンセルを希望される場合は、至急連絡してください。
• 検査予約変更は当院WEB予約サイトから変更可能です。