ctcolon
大腸CTとは仮想内視鏡です
内視鏡を使用せず、大腸を蜜に検査します。
大腸CT検査ではお尻に細いチューブを挿入し、大腸を空気で膨らませた状態でCT撮影を行います。
そのCT画像を3D画像化することにより、あたかも内視鏡検査をしたような像(下図)を作り出すことで大腸疾患(ポリープや癌など)を見つけることができるようになります。
大腸CT撮影像
大腸CT検査のメリット
大腸CT検査のメリットとしては、内視鏡検査が苦手な方や腹腔内の癒着などにより内視鏡検査が困難な方でも、比較的楽に検査が受けれます。
また下剤の量も少量ですみ、下剤の服用が苦手な方でも十分可能です。
一方、デメリットとしては、必要最低限の放射線被ばくがあるため、妊娠の可能性の ある方には受けていただくことができません。
また、組織を採取できないため、病変が発見された時は、内視鏡による検査を改めてすすめさせて頂くことがあります。
長所 | 短所 |
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大腸内視鏡の挿入が困難な方でも検査が容易で、他の大腸検査で問題となる合併症が極めて稀 | 組織の採取ができないため、異常が検出された場合は大腸内視鏡を受けることが必要 |
腹部を撮影するため大腸以外の臓器情報の把握可能 | 平坦な病変や5mm以下のポリープ様病変の抽出精度は大腸内視鏡に比べて劣る |
短時間(約10分程度)の検査で、体外からの撮影であるため苦痛が少ない | 放射線被爆があるため、妊娠の可能性がある方は検査を受けることができない |
3次元的に観察できるため、大腸全体像や病変の形状を正確に把握可能 | |
長所 | 大腸内視鏡の挿入が困難な方でも検査が容易で、他の大腸検査で問題となる合併症が極めて稀 |
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腹部を撮影するため大腸以外の臓器情報の把握可能 | |
短時間(約10分程度)の検査で、体外からの撮影であるため苦痛が少ない | |
3次元的に観察できるため、大腸全体像や病変の形状を正確に把握可能 | |
短所 | 組織の採取ができないため、異常が検出された場合は大腸内視鏡を受けることが必要 |
平坦な病変や5mm以下のポリープ様病変の抽出精度は大腸内視鏡に比べて劣る | |
放射線被爆があるため、妊娠の可能性がある方は検査を受けることができない |
大腸CT検査の流れ
- 1検査前々日
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- 21時に下剤を2錠服用してください。
- 2検査前日
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- 食事は消化の悪いものは避けてください。
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- 21時に下剤を2錠服用してください。
- 4検査当日 <検査(約10分)>
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- 検査台に横向きに寝ていただきます。
- 炭酸ガス注入用の管をお尻に入れ、炭酸ガスを注入し大腸を膨らませます。
- 大腸が膨らんだら、仰向けとうつぶせの2方向から撮影を行います。
- 撮影終了後、管を抜き検査は終了です。
- 5検査当日 <検査終了後>
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- 検査終了後は少しベッドに寝たままお休みいただきます。
- 全身状態を確認した後、着替えていただきます。
- 6検査当日 <検査結果の説明>
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- 後日、画像処理した検査画像をもとに結果説明を致します。
検査前に事前診察が必要です
大腸検査CTは前日・当日の処置が必要となります。大腸CT検査前処置(PDFファイル)をダウンロードして事前にご確認いただけます。
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